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競争から共創へ

大島に5日間いての感想

車のナンバーが陸運局の関係で大島は品川ナンバーになる。そんな品川ナンバーで外車や高級車、新車を見かけない。

それは何を意味しているのかと自分の勝手な解釈をする。

いい車に乗ってもだから何?と言う感じで見せびらかす相手がいないからなのか?

着てる服装も関東で見かけるような格好の人はほとんど観光客であった。

感慨深い

生きることに重きをおいている。お金を稼いで物欲を満たすのではなく、生きる為に必要な稼ぎをして後は楽しむ。それが心の余裕を生むのか島の人たちはどこか温かい。

サイクリングで水が不足していた時に庭にいた人が見かけて水あげるから来なさい!と声をかけてくれた。ここに一切の忖度や見返りなどを求めていない。子どもが頑張っているから助けたいと言うシンプルな気持ちのように感じた。

また温泉の開店前に行ってしまい、準備、掃除している中、時間がないのでしょ?いいよと入れてくれた。マニュアルに従う従業員なら絶対に駄目だ。

お祭りは学校の文化祭のように皆んなで楽しむことが目的に屋台はめちゃくちゃリーズナブル自分たちの人件費は絶対に入っていない。皆んなが楽しめたら私達も楽しい的なようだ。

スーパーや街の駐車場では窓を開けたまま、鍵はささったまま。盗まれても逃げる場所ないし、皆んなが誰の車かわかっている。これこそコミュニティ力だ。

島全体のことを考えることが、自分に全て返ってくる。

行動が変わる

発言が変わる

ゴミの分別はしないとごみ処理施設は小さい。だから自分の目の前から消えたら終わりと言う残念なよそ者の思考がない。全て自分達が大変だから。

グローバルが故に良いことは世界が近くなったこと。世界に向けてマーケットをして稼ぐことが出来る。

しかし、コミュニティが大きいが故に足元が見えなくなっている気がする。コミュニティが大きくなるとまとまるのが難しい。

何が言いたいのか。

サッカーチームは小さなコミュニティである。搾取するより助けて自分も仲間も成長したほうが効率は上がる。全て自分に返ってくる。

そんなことを感じさせられた日々だった。

さいたま市西区でほそぼそとサッカーを通した共感コミュニティを作っている。烏天狗と言う小学生のジュニアサッカーチームは小さいうちから仲間の本当の意味を育もうとトライしている。

仲間や相手をリスペクトする集団を目指している。